マタラムの王の墓、又はイモギリ陵墓としてよく知られている場所は、1632年~1640年に、最初のマタラム王で有るパネンバハン・セノパティ(Panembahan Senopati)の子孫から3番目のマタラムのスルタンで有るスルタン・アグング・アディ・プラブ・ハニョクロクスモ(Sultan Agung Adi Prabu Hanyokrokusumo)に依って建てられました。ジョグジャカルタ特別州、バントゥルリージェンシー、イモギリ地区、ギリレジョ村に有るこの陵墓は、正にマタラム王と王室とその子孫の為に作られました。
パジマタン・ギリレジョ、又は王の墓を建てる為に丘を選ぶプロセスには、歴史が有ります。地元住民達の話に依ると、スルタン・アグングはスルタンと家族の為の特別な埋葬地として使用される土地を探していた時、アラビアから一握りの砂を投げました。砂が遠くに投げられた後、それはついにイモギリの丘に落ちました。それで、スルタンはイモギリで墓の建設を行うように命じました。そして、西暦1632年に、キヤイ・トゥメングング・チトゥロクスモ(Kyai Tumenggung Tjitrokoesoemo)という名前の建築家が建設を開始しました。13年後、スルタン・アグングは亡くなり、イモギリ陵墓に埋葬されました。
マタラム王国は、ジャワの土地の略全てを支配する事が出来た為、スルタン・アグンぐの治世中にその栄光に達しました。治世中、彼はオランダ人と戦った。1628年と1629年に、マタラムはバタビアのVOC本社を攻撃しましたが、最終的には失敗しました。話に依ると、この失敗は、以前にオランダ人を攻撃する計画を漏らしたマタラムの家臣に依る物でした。話に依ると、そのマタラムの家臣は、イモギリ陵墓にも埋葬されていたトゥメングング・エンドラナタ(Tumenggung Endranata)でした。
この裏切りの事で、オランダ人はバタビアへのマタラム軍の旅に備えて、米の納屋の形でロジスティクス保管所を焼き払った為、マタラム軍が簡単に敗北するように成りました。最終的に、スルタン・アグングは彼の軍隊の一人の裏切りを知って、トゥメングング・エンドラナタを逮捕して処刑する事で確固たる行動を取りました。そして、その裏切り者の頭を切り落とし、頭の無い体が陵墓の門の下の階段の一つに埋められました。
イモギリ陵墓の巡礼者は、細長い石の階段の形で裏切り者の墓を見つけることができます。その階段は、次に裏切り者がないように、スルタン・アグングの信者への警告です。
陵墓に入ると、混ざったお香と花の香りが直ぐに匂わします。毎日、ジョグジャカルタ王宮の公家衆達は墓に特別な供物を置きます。イモギリ陵墓の管理人に依ると、スルタン・アグングの御墓は、ワリユッラー(イスラム教の聖人)に達したレベルの為、常にいい匂いを放っています。
今まで、スルタン・アグングの御墓は非常に神聖で有る為、普通の人が御墓の複合施設に入る事が出来ません。巡礼をする方には、守べき要件が有ります。つまり、陵墓の巡礼者はジャワの伝統的な服又は「ペラナカン」の服を着る必要が有ります。男性は、ブランコン、ベスカプ、布、ベルト、ティマング、サミールを着る事で、女性は、ケンベンと長い布を着ます。さらに、履物、ジュエリー、特に金、カメラの持ち込みは禁止されています。
墓地では、訪問者は失礼な事、木を切る事、作物を根こそぎにするか切り枯らす事、狩りをする事、そして木を取る事を禁じられています。
この場所では、訪問者はまた、物語に依れば、友人の王国からスルタン・アグングへの捧げ物で有る四つの樽型の陶器又は「パダサン」の存在を見る事が出来ます。この樽には別々の名前が有ります。つまり、シャムからのニャイ・シイェム(Gentong Nyai Siyem)、ラムまたはトルコからのキヤイ・メンドゥング(Gentong Kyai Mendung)、アチェーからのキヤイ・ダヌマヤ(Gentong Kyai Danumaya)、パレンバングからのニャイ・ダヌムルティ(Gentong Nyai Danumurti)です。その樽は、健康、治癒、成功等の特定の効力を持っていると言われている為、それを信じた大勢の巡礼者はこの樽から水を得る為に争奪をかけています。
イモギリ陵墓は毎日営業していますが、金曜の夜のクリウォンや火曜のクリウォン等の特定の日には、大勢の人で賑います。特に深夜に墓の周りで祈りの儀式をする為に来ます。巡礼者には、富、生命、成功を祈ったり、オカルティズム能力を深めたりする等、独自の目標が有ります。
イモギリの陵墓を訪ねるには、自家用車又はバスを利用出来ます。ギワンガンターミナルから、ジョグジャカルタ~パンガング又はジョグジャカルタ~ペトヤンのルートを利用します。イモギリターミナルに到着すると、訪問者は墓に通じる階段まで約250メートル歩くだけで到着します。
イモギリ陵墓の墓参りは無料ですが、訪問者は、ゲストブックに記入し、墓の世話人に自主的な料金を貢献するだけで済みます。そして樽から水も持って帰る場合、また別の自主的な料金が必要です。
ここの施設は、駐車場、公共トイレ、イモギリ王の墓に関連する歴史を教えてくれる案内者等、十分有ります。訪問者はまた、マタラム王の墓の歴史、墓のレイアウト、コタゲデのマタラム王国の歴史を含む三冊の小冊子を購入する事が出来ます。イモギリターミナルには、ウェダング・ウウー(wedang uwuh)、ペチェル(pecel)、ジャダーテンペ(jadah tempe)、バチェム豆腐など、様々な食べ物や飲み物を販売する屋台も幾つか有ります。