ムラピ山の噴火で故人の遺品を展示している博物館-ムラピ山(Gunung Merapi)を知っていますか?ムラピ山は、世界でもっとも活発な火山のひとつです。ジョグジャカルタ特別州のスレマン県にあります。

 2010年に噴火したムラピ山は、山肌を破壊し、多くの人命を奪いました。ムラピ山の噴火の形見は、クプン村(Dusun Kepung)、スレマン県、ジョグジャカルタ特別州のシサ・ハルタク博物館(Museum Sisa Hartaku)にあります。

ジョグジャカルタの中心部から車で1時間ぐらいかかります。コピ・ムラピからは、右側に行ってください。そして、博物館へ行くのは、看板があります。

シサ・ハルタク(日本語では、「私の宝物の残り」という意味)博物館は、その名の通り、2010年のムラピ山の噴火で残ったものを展示しています。元々、この建物はワティヌム(Watinem)という住人が住んでいました。ワティヌムの息子であるスリヤント(Sriyanto)は、噴火によって流された物を集め、この噴火と故人を忘れないようにと、その遺品を展示しました。

そして、その数が増えれば増えるほど、多くの人がその遺品に目を通すようになりました。やがて、地元の人たちだけでなく、遠いからの観光客も多く訪れるようになりました。そして、この建物は「シサ・ハルタク博物館」と呼ばれるようになりました。

アクセス道路がかなり上り坂で砂地なので、この場所に行く前には、車のコンディションが良いことをチェックしてください。なかったら、ジープをレンタルすることも出来ます。

博物館に到着すると、高温の溶岩の影響を受けた動物の骨格や乗り物があります。古い本や写真、道具などは、ジャワ語でウドゥスゲンベル(wedhus gembel)と呼ばれる火砕流によって被害を受けたものです。博物館の最も興味深い遺品のひとつは、ムラピ山の噴火の時刻を示す針が付いた、ほとんど溶けてしまった壁掛け時計です。

この博物館の入場は無料です。ただし、博物館の運営費のための募金箱があり、そこに任意の金額を入れることができます。駐車料金は、バイクが2000ルピア(18円ぐらい)、車が5000ルピア(45円ぐらい)です。シサハルタク博物館は、毎日午前8時から午後5時まで開館しています。

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