ジョグジャカルタ王宮の北側に有るこの壮大な建物は、1765年にオランダ植民地政府に依って建てられました。この建物の本来の機能は防御要塞です。それは、四隅に望楼が有り、回転する壁に囲まれた建物の形から見る事が出来ます。

ヴレーデブルグ要塞博物館は、約2100 平方メートルの土地に建つ文化遺産の建物です。この博物館には次のような幾つかの大規模なコレクションが有ります。

  • 1945年の布告前から新秩序時代までのインドネシア人の闘争のジオラマ。
  • 独立前の時代、独立戦争、独立後の闘争に関する写真や絵画などの歴史的資料。
  • 元の形に復元されたオランダの遺産の建造物

スリスルタン・ハメンクブヲノⅠ世の許可に依り、オランダ植民地政府は1760年にジョグジャカルタ王宮の所有地に休憩所として機能する建物を建設しました。この建物は、オランダ植民地政府に依って「ルステンブルグ」(Rustenburg )要塞と呼ばれていました。5年後、1765年~1788年に、要塞の名前は平和の要塞を意味する「ヴレーデブルグ」(Vredeburg )要塞に変更されました。

歴史的には、設立以来、様々な機能の変化を遂げてきました。

  • 1760年~1830年には要塞として機能しました。
  • 1830年~1945年にはオランダと日本の軍事の本部として機能しました。
  • 1945年~1977年にはインドネシアの国軍本部として機能しました。

1977年以降、インドネシア国軍が、教育文化大臣を通じてヴレーデブルグ要塞を政府に返して、1980年8月9日に群島の情報文化開発センターに指定されました。当時の教育文化大臣としてダウッド・ユスフ(Daoed Yusuf)氏は直ちに スリスルタン・ハメンクブヲノⅨ世(Sri Sultan Hamengkubuwono IX)から承認を受けました。

1985年4月16日、群島の情報文化開発センターとして機能してから8年後、ヴレーデブルグ要塞の機能は闘争博物館に改築され、一般に公開されました。その後、1992年11月23日、正式に「ジョグジャカルタ要塞博物館」と言う名前の国立闘争特別博物館になりました。

ヴレーデブルグ要塞博物館

住所                 : 〒55224 ジョグジャカルタ市、ジェンドラル・アフマド・ヤニ通り6番地,

営業時間         : 火曜日~日曜日

入場券             : 大人は2千ルピア、子供は1千ルピア

電話番号         : +62 274  586 934 / +62 274  510 996

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